「沙耶……」 沙耶を手にいれるためなら、幾千の言葉でも、告げてやる。 贈り物がほしいなら、いくらでも贈ってやる。 望むものは、すべて与える。 だから。 「……頼むから、他の男のものにはならないでくれ」 渡したくない。誰にも。 双子だって。 茅耶も悠哉も俺のかわいい子供だ。 そんな俺の願いは、独りでに闇に溶けた。