この日、相馬の声を初めて聞いた。 小さな子供のように、泣きじゃくる声を。 相馬が声をあげて泣いたのは、 後にも先にも、この日だけ。 「良かったね、相馬……」 分かっていても、嬉しくて。 私は、素直に呟いた。 「おめでとう」