【完】☆真実の“愛”―君だけを―2






「……うわっ、まぶし……」


キラキラと光る、よくわからない空間。


このキラキラが、生命の一つ一つ。


「鶴は、還ったんだよなぁ……」


私も、還らなければ。


わかっているけど……


「あー、ダメダメ!こんな暗い気持ちはダメ!相馬に別に相手がいようと、私には双子がいるじゃない!鶴とも、柚香とも逢えるんだから……」


自分の頬を弾く。


(想いを、伝えられたかな……)


死にたいが、死にたくないと変わった日。


私は、相馬を好きになった。


そして、その瞬間、私は相馬のお荷物になったんだ。


「私がいなくなったんだから、幸せになれたよね……」


自分で言って、悲しくなる。


何て、私は面倒くさいんだ。


私、面倒くさいこと、嫌いだったのに。


「あー、嫉妬とか、柄じゃないっての!」


ぱんっ、と、自分の頬を弾き、私は前を見た。


『生命って、色で表すと、緑だよね~』


『そうか?』


『うん。石なら、グリーンメノウかな……』


相馬とそんなことを話したから、私は相馬にネックレスを残した。


ひとつは、ラベンダーアメジストの。


もうひとつは、グリーンメノウ。


ラベンダーアメジストは、簡単に見つけられるだろうけど……グリーンメノウは、どうかな。


フフっ、と、私は一人で笑い、


「還ろっと」


一歩を踏み出す。


今を生きるって、決めたんだ。


どんな未来だろうと、後悔はしない。


(今、抱き締めに行くね)


双子を思い、私は心の中で、囁いた。