「あれ、春馬?」 笑顔で、俺のそばにいた和子。 必然的に、俺は和子に恋愛感情を抱くようになった。 けど、彼女はいつか、家のために結婚する。 だから、俺はこの想いを断ち切ろうとした。 あの日、和子に薬を盛られるまでは。 俺は、信じていたんだ。 和子が壊れていないって。 まだ、大丈夫だって。 でも、幼い頃から蓄えられた、人への憎悪と、家への憎悪は消えることなく、膨らんで。 彼女を、呑み込んで…………。