……俺は、手紙を閉じた。 もう、何回も読んだ手紙。 沙耶の涙で、くしゃくしゃな手紙。 「……抱くに決まってるよなぁ、自分の子供くらい」 抱き上げれば、スッポリと自分の腕の中に収まる茅耶。 双子の頭の部分にかいてある、ネームプレートに書いてある名前。 御園悠哉(みその ゆうや) 御園茅耶(みその かや) (……俺は、沙耶との約束を破った) 双子は認知した、抱いた、名前もつけた。 けど、沙耶のお兄さん達に託してはいない。