『ねぇ、あなたたちの名前は?』 私の命は尽きるし、相馬には好きな人がいるし、どう考えても叶えられない夢なのに。 私の願望でできた世界は、私にだけ、とても優しいんだね。 尋ねると、こっそり教えてくれた。 とても、可愛くて。 相馬はセンスがいいなと思いながら、小さな子供の頭を撫でる。 ……先程まで、抱き合っていた貴方はもう、いない。