「柏原奈櫻……享年、33歳……19××年、事故死……」 相馬が読み上げる内容。 それは。 「40年前に、死んだはずの沙耶の祖母が……?」 隣の病室にいる。 ここまで、恐怖なことはない。 「そういうのは、あり得ない。つまりは、どういうことかわかるな?」 教えてやるつもりはなかった。 沙耶は、可愛い孫同然だから。 でも、相馬にも悲しんでほしくない。 絶望、してほしくないんだ。 だから、このタイミングが……