【完】☆真実の“愛”―君だけを―2



「宛先は、ちゃんと書いてありますから。間違えないようにしてくださいよ?それぞれ、内容が違うんです」


美人薄命。


そんな、言葉が思い浮かぶ。


「……相馬に、言いたいことはあるか?」


俺は何ができるだろう。


彼女に死ぬなと、前みたいキレても、これは彼女の意思ではなく、不本意なことなのだ。


死にたくない。


それが、彼女の本当の叫び。


でも、隠すのは上手だから。


「生まれてきた子供の認知を、それと、名付けてあげてほしい。あとは、お兄ちゃんたちに頼んでます」


彼女は笑うのだ。


この、“戮帝”の前でさえも。