「……沙耶?」 「っ……!?」 ピタッと、頬になにかを当てられ、思わず、悲鳴をあげる。 「……つめたっ!」 当てられたそれは、氷のたくさん入っていた水。 「あ……ありがとう」 相馬からそれを受け取り、口つける。 「あんまり、抱え込むなよ?俺がいるんだから」 「ん……」 私は、あまりの恥ずかしさに俯いた。 相馬の笑顔があまりにも綺麗で、美しくて。 それを凝視できなくて、恥ずかしくて。 捨てたはずの夢が、出来る。 捨てたはずの憧れが、甦る。 封印したはずの、感情が復活する。