だからこそ。 生まれ変わったこの世界では、幸せになってほしかった。 感情のままに欲し、感情のままに笑い、泣いて……そんな風に、生きてほしかった。 それが、隆舜と燎飛の願いだった。 なら、飛鷹として生まれ変わった今、俺は、俺自身は、何をしたいか? そう問いたとき、一番に浮かんだのが、笑顔だった。 笑っていてほしかったんだ。 ずっと、そばで。 その為ならば、何を犠牲にしても、何しても良かった。 ただ、夏翠の手が、穢れなければ……