【完】☆真実の“愛”―君だけを―2

■飛鷹side□



目覚めると、見慣れた天井だった。


痛む、身体。


息苦しく、視界は狭くて。


「目覚めたかい?」


「……っ、直樹、さん……」


「うん。僕のことがわかるなら、とりあえず、視力は大丈夫かな。問題は、身体の傷、だけど……」


「すい、ません……」


「ああ、肺を傷つけているんだ。あまり、喋らない方がいい。夏翠も心配して……」


そういえば。


「夏、翠……は、」


無事だろうか。


俺を追いかけようとしていた。


「夏翠なら、別室で眠っている。お前を追いかけようとしたから、引き留めたら……意識を失ってね。何の異常も無さそうだし、寝せてるけど……飛鷹、お前は病院行きだ。その体で、夏翠のことは守れないだろう?」


意識を失った?


あの、話のあとに?


「……っ、すいません」


「謝ることじゃない。千歳を守ったんだろ。なら、胸を張っとけ。準備してくるから、休んどけよ」


「は、い……」


息を吸い込むだけで、肺が痛い。