【完】☆真実の“愛”―君だけを―2



「瑛醒のまんまじゃねーか。おい、紅覇はどこ行った」


「失敬な。紅覇もこんな性格だぞ?基本は。めんどくさいと思うことが多すぎて、この大雑把な部分が見えなかっただけだろ」


「いや。あいつは、もっと、真面目な性格だった」


「何千年越しの親友の扱い」


「……お前、恋人に引かれるぞ」


「心配ない。流霞と彩佳の生まれ変わりだから。俺のことは、よく知っている」


ノリが良くて、大雑把で、面倒臭がり屋。


……間違いなく、月姫の愛した燕鳳の血を強く引く、燕鳳と月姫の息子の姿だった。正確には、生まれ変わりだった。


「瀧は、昔からそうだものね」


「ほらな」


「……お前、恋人にそんな扱いを受けていいのか」


「いんじゃね?」


飄々と言った、瀧。


「あ、ところで、草志はどこだ?」


「奥で、巫女を……」


「紹介するよ。俺の親友!」


「……人の話は、最後まで聞けよ」


思い付いたら即行動派で、人の話は、最後まで聞かない。


俺達の知る、瑛醒に当てはまりすぎている。