「ふぅ…………よく、来たな」
年のせいか、肩を回し、傷の治りを確認した父は笑いながら、青年に近づく。
「呼ばれましたから。必要とされれば、どこにでも参上いたしますよ。まぁ、全滅したわけではないですし、俺は、あの最悪な場面から抜け出すお手伝いしか出来ませんが」
言われてみれば、確かにまだ、黒い影が蠢いている。
「……おまえ、何者だ?」
見たことある、色だった。
知っている、話し方だった。
けど、気になった。
だから、尋ねたんだ。
だって、再会できるとは思わないだろう?
「瀧。周瀧(あまね たき)だ」
―前世での、親友に。
「よぉー、久しぶりだな!お前ら!」
目を見開くことしか、出来なかった。


