【完】☆真実の“愛”―君だけを―2



大胆不敵、言ったことは必ず成し遂げた、“滅帝”の薫の父、雅さんと桜の父、京さんの幼馴染み兼親友だった父さん。


こんな状況でも、楽しむ。


そして、戦って、死ぬことが本望だと言う。


そんな父の言葉。


「つよーい気が近づいてる」


ニヤリと笑うからには、何か策があるのだろうとは思う。


けれど、さっきから、攻撃がひどすぎて辛い。


相手が、人間じゃないのが、また……


「……乱闘ね」


肉を引き裂かれ、抉られ、血が吹き出し……


遠ざかる、意識の中。


そんな、声が頭の中で響いた気がした。