『わかるからこそ、言わせてもらうけど……貴女の罪じゃない。貴女がこれから知るのは、私達の罪。月姫や、沙羅、そして、私が背負ってしまっている罪なの。貴女自身は、何の罪も犯していないわ』
『そうそう。全ては、私達の罪だから……今、夏翠の影となって、夏翠の大事な人たちを助けている人がいてね、それが、すべての始まり……私の前世、月姫』
『沙羅さんの前世……月姫、さん』
『ん。だから、月姫、沙羅、紅鈴、貴女の順に、私達は生まれ変わってきたの。月姫が犯してしまった罪によって、巻き込まれた人間たちを解放するために』
沙羅さんと、紅鈴さんは、そう言えるだけの罪を犯してしまったのだろうか。
そして、私も、これから犯してしまうのだろうか。


