【完】☆真実の“愛”―君だけを―2



「妖怪が集まってきている!ここは、総攻撃されるぞ!!」


千羽は妖怪界の中で実力を誇る家だが、なんせ、歴史が短いため、他の妖怪から疎まれている。


「……俺らの気が弱くなっているのを、感づけたか」

「雑魚どもが……だから、成り上がれねぇんだよ」

「……消しますか」


千歳、甲斐、相模の順で、殺気を出し始めた三人を見て、薫が言う。


「……俺らも出るぞ」


「駄目だ!お前はその怪我で……」


薫の覚悟は、分かっている。

千歳たちが止める、理由もわかる。