「……いいから、黙って、甘えてな?」


……正直、まだ、頭から離れなかった。


彼の嗤い声。


恐怖感。


身体は、震えを止めてくれなくて。


私は、大人しく、身を委ねた。


これ以上、甘えてはダメだと、分かっていながら。


私は、心と一緒に身を委ねたんだ。