「柚香たちは出るの?」
「生徒会長だもん。って、ヤバイ!」
そうだ。柚香は、生徒会長だった。
挨拶とか、あるじゃん。
「生徒会室に、忘れ物を取りに行ってたことで良いじゃん?……あ、私、サボるから」
「「はぁ!?」」
柚香と、千歳の声が重なる。
「面倒だし、眠いし。でも、大丈夫!単位は関係ないし、先生たちも細かいところまではチェックしないからさ」
そこら辺は先生たちが甘いので、大助かり。
流石、不良校。(現在は、半分進行形)
恐らく、不良たちは学校にすら来ていない。
だから、私が抜けたところで、特にバレはしないだろう。
すると、千歳が突っ込んできた。


