【完】☆真実の“愛”―君だけを―2



「柚香たちは出るの?」


「生徒会長だもん。って、ヤバイ!」


そうだ。柚香は、生徒会長だった。


挨拶とか、あるじゃん。


「生徒会室に、忘れ物を取りに行ってたことで良いじゃん?……あ、私、サボるから」


「「はぁ!?」」


柚香と、千歳の声が重なる。


「面倒だし、眠いし。でも、大丈夫!単位は関係ないし、先生たちも細かいところまではチェックしないからさ」


そこら辺は先生たちが甘いので、大助かり。


流石、不良校。(現在は、半分進行形)


恐らく、不良たちは学校にすら来ていない。


だから、私が抜けたところで、特にバレはしないだろう。


すると、千歳が突っ込んできた。