【完】☆真実の“愛”―君だけを―2







「あははっ!……それで?結婚すんの?」


私は机に頬杖をつき、笑う柚香を見上げた。


「笑い事じゃないわ……」


急な訪問。


急な宣言。



「それに対する、健斗さん達の反応は?」



『ええやん。幸せにしたり』


『おめでとう。お祝い、する?』


『……よく、決断したな』


『もう!おじさんが可愛がってあげる!』


「……だったよ」


それぞれの反応を告げると、柚香は首をかしげた。


「前半は、予想してた。うん。健斗さんたちが、騒ぐタイプじゃないのは、分かってたし……でも、最後のは?湊さんのさ、反応……」


「ん、あ、ああ」


机の横に掛けていた鞄から、ファイルを取りだし、その中に入ってた写真を取り出す。


「ほれ」


「ん?……エコー?」


「ん。勇兄ちゃんと、麻衣ちゃんの赤ちゃん」


「………………え?」


まぁ、こういう反応でしょうよ。


「なんかさ、出来ちゃったらしくて。最初、麻衣ちゃんが距離を取り始めて……」


「いやいやいや!え、何?そもそも、二人の出会いって!?」


「……え?」


話したことは、なかっただろうか?


記憶を辿るが……ないな。


「言ってなかったっけ?まぁ、大兄ちゃんの話ばっか、してたもんね。んじゃ、ちょっと、昔話しましょ」