【完】☆真実の“愛”―君だけを―2



「聞いて!ビックニュース!」


父さんのもとに行き、興奮気味な湊は父さんに早く伝えたくて、たまらないという感じである。


「朝から、そのテンション、ウザいな」


が、父さんからすれば、その一言だ。


「ひどっ!」


いつものやり取りが始まったところで、仕事の話ではないらしい。


これは、幼馴染みとしての話の始まり方だから。


「で、なにが、ビックニュースなんだよ。……下らなかったら、蹴るぞ」


「下らなくなんかないよ!ほら、早く、入っておいで!勇真!」


湊は、父さんの蹴りに怯えながらも、玄関側を見、手招きした。


「なに?勇兄ちゃん、いるわけ?」


いつぶりだろうか。

勇兄ちゃんが帰ってくるのは。


湊の手招きで顔を出したのは、勇兄ちゃんと……


「え、麻衣ちゃん?」


その彼女、麻衣子ちゃんである。