確かに、沖田と一戦交えた時、彼は他所の惑星から来たと言っていた。

地球で言う幕末によく似た世界なのだと。

「そっかあ、あいつらの生まれ故郷はヒノモトっていうのか。じゃああの侵入者も、古奈美や沖田の同郷って事だな。知り合い探してたんじゃねぇか?」

「全く、リュート君…君って人は随分と呑気だな。あんなに腕は立つのに…」

呆れたように溜息をつく雪村。

彼は。

「佐助」

天井裏に潜んでいるであろう、佐助に一声かけた。

「はっ、沖田殿を呼んで参ります」

すぐに、天井裏で動く気配があった。