「団長、困りますよ」

ニコニコしながら、沖田が言う。

「自警団団長ってのは、どーんと構えて団の隊員達を指図してくれればいいんです。それを、自分が率先して出向いて行って、挙句負けそうになってミニスカ捲られてるとか、何?団長ドM?いぢめてちゃんなんですか?」

「…そういう沖田さんはドSですか?」

涙目で、背後の沖田のお説教を聞いている古奈美。

「もー!わかりました!わかりましたよ!今度からは沖田さんやプリティープリンセス親衛隊の皆に頼りますから!だからそうやって、いつまでもチクチク言わないで下さいよう!」

「あー、あと、『自警団』ですから。その恥ずかしい呼び名で触れ回ったら、幾ら団長でも峰打ちですよ?」

「なっ?プリティープリンセス親衛隊って名乗るのは局中法度だよっ?」

「団長が勝手に決めた法度でしょ?隊員に頗る不評ですから、それ」

「ひーん…」