皆が楽しんでいる天神夏祭りで、興を削ぐような真似は許さない。

颯爽と挑んだプリティープリンセスだが。

「喧しい!」

「あっ!」

男に突き飛ばされただけで、容易く転倒してしまうプリティープリンセス。

よっわ。

衣装や出で立ちはそれっぽいが、所詮は女の子。

大の大人の男には、腕力で敵う筈もない。

「何でぇ、粋がってた割にはどうって事ねぇな、姉ちゃん」

ニヤニヤと嫌な笑みを浮かべた男は。

「きゃあっ?」

プリティープリンセスのミニスカを摘まんで、ピラッと捲る。

「な、何をするんですか!やめなさい!不埒な!」

「こんなサービス満点な衣装着といて、何をするんですかもねぇだろう」

調子に乗ってセクハラ三昧の男。

「ここまで見せてんなら、全部見せてもおんなじだろ。いっその事脱いじまえよ」

「いやあ!」

プリティープリンセス、乙女のピンチ!