「えー改めて」

リュートが、しがみ付いて離れない金髪碧眼の兄を紹介する。

「兄貴のティグル・グリフィノー。こっちのちっせえのはナイトスターリリー・グリフィノー。愛称はアマリリスだ」

「弟のリュー君がお世話になっています」

しがみ付いたまま挨拶するティグル。

離れろ。

「アマリリスです」

こちらは割とドライな挨拶のアマリリス。

「えっと…」

古奈美がキョロキョロする。

「ティグル君は、リュート君のお兄さんなんですよね?じゃあ、アマリリスさんは、どういったご関係で?」

「私はティグル様の妻ですわ」

妻とか言っちゃったよ。

古奈美が目を丸くする。

「そうなんで「違うよ」

ティグルのあまりの即答に、アマリリスorz。