「カケル、こんなときにごめん……「嬉しいよ。

純粋に俺のことを想って、まさか守ってもらうだなんて。

たぶん、俺はこんなに想ってくれる人がいることを幸せに思うべきだとおもう。」

一語、一語ハッキリと丁寧に言葉を発する。

「カケル?無理しなくていいよ。

私はカケルの重い女の子にはなりたくないの。」

再び涙が溢れでしてきた。

こんな仕草が自然に出るほど私の心は汚かったのだろうか?