三日月は焦り、動揺そんな気持ちを浮かばせながら

静かに揺れた。


自分はどう反応したら良いのか

彼からヒシヒシとその感情が伝わってくる。



「仕方がないじゃん。好きなんだから。」

勿論、緊張もしたし、恥ずかしさもあったが、

今しかタイミングがないと思った。

「カケルが好きなの。だって、好きな人には苦しんでもらいたくないから。」

相手の弱味を握っているような状況で

告白するなんて、私は本当に卑怯なヤツだ。



自分で言っていて、反吐が出る。

私は自分の醜さに涙を流していた