三日月 ~キミの瞳にうつるのは ~

「でもさ…」

カケルが話し始めた。

私は再びカケルを見つめる。

「お前の背泳ぎめっちゃ綺麗だよ。」

今度はちゃんと心がこもっている。

たまにこういうふうに真面目になるカケル。

私はそんなカケルの言動に顔を赤く染める。