俺が通う高校には学校全体から沢山の人気を集める生徒会が存在する。




俺はその中の副会長。

生徒会メンバーはその容姿はもちろんのこと、その掴みにくい性格や天才的な頭脳を持っていることで知られる。



特に人気を集めるのは、会長である、桜小路琴那。




彼女は体が弱いため、しょっちゅう学校を休む。




そんな彼女を誰も咎めない。
彼女が一番辛いはずだと、皆、理解しているからだ。




昨日も琴那は休んでいた。
その分の仕事は殆んど俺が引き受ける。

   


俺は琴那と共にこの高校を守っている。


その事実は俺をとてもこそばゆくさせる。
とても、嬉しい。



生徒会メンバーとの学校生活も充実している。