誠也に連れてこられた意識を失った琴那。




誠也のシャツをグッと掴んで苦しそうに顔を歪めている。


瑠「準備できたぞ。とりあえず、吸入。」




瑠威が先に生徒会室に行き、ベッドと吸入器を用意していた。




誠「ありがと。じゃあ、吸入を済ませてから寝かせようか。」



こういうとき、一番頼りになるのが誠也だ。

的確な判断。
明確な指示。


いっつもくだらないことで喧嘩している俺らは琴那の事となると一致団結して頑張る。