照れてるの?怯えてるの?
耳、真っ赤だよ?大丈夫?
わたしって、単純だなぁ。
戸惑ってる拓麻を見て、恋が募って。
今まで悩んでいたことがバカバカしく思えてきた。
ふふっ、と思わず笑みをこぼしたわたしを、拓麻が指の隙間から見つめる。
「やっぱ、キモいか?」
「そんなことない」
一般的にどうかはわかんないけれど、わたしにとっては拓麻からの愛が詰まった贈り物みたいで、すごくすごく嬉しいよ。
満面の笑顔で、拓麻に抱きつく。
「大好き!」
わがままで、寂しがり屋で、強がりで、短気で、ネガティブで、めんどくさくて、独占欲の強い。
そんな可愛くないわたしを、どうか嫌いにならずに、ずっとずっと……この先もずっと好きでいてね。
もしもまた喧嘩しちゃったり、わたしが一方的に勘違いしちゃったりしても、また追いかけて仲直りのきっかけを作ってほしい。
あんまり愛情表現は得意じゃないから伝わりにくいかもしれないけど、できれば言わなくてもわかって……なんて無茶だよね。



