セブンは、7。チャイルドは、子。
あぁ、本当だ。
わたしの、名前だ。
ねぇ、拓麻。
ずるいよ。
きみの恥ずかしがっていた理由が、愛おしすぎて。
「それを知られたくなくて、関わってほしくなかったんだ。誤解させて、ごめん」
「わ、わたしの方こそ、勘違いしてごめん」
わたしの知らないうちに、わたしは軽音部と……セブンチャイルドと深い繋がりを持っていたんだ。
かまってくれなかったことは許さないけど。
拓麻が軽音部で活動している度にわたしに想いをぶつけていたような気がして、ニヤけてしまう。
寂しさが、一気に吹き飛んだ。
「引いてねぇか?気持ち悪くねぇか?」
拓麻はわたしから手を離して、今度は自分の顔を覆った。



