君と僕との10日間。

リビングへと向かうと、母が涙を止めることは無かった。それを支える父。
僕には声をかけることすらできない。
大丈夫。なんて言えない。
心配ないよ。なんて言えない。

僕はソファーに座った。
テレビ画面には、病気で戦う人々という
特集番組が放送されていた。

そこに映っていたのは、
病気で苦しんで辛くて涙をしている人
じゃない。