~瑠衣side~
陽音と話しながら階段を降りた時、見知らぬ制服を着た男子生徒が廊下にいた。
「??
ねぇ、陽音、あの男の子転校生かな??」
「男を視界にいれるのもじゃないよ」
「ぎゃ。」
陽音の大きな手が私の視界を奪った。
「陽音ー
前が見えないと転んじゃう」
「じゃあ、お姫様抱っこして帰ろうか」
手を離しなさい、手を。
…それにしても、さっきの人…
「かっこ良かった気がする…っ」
「…」
この時陽音の可愛い顔が恐ろしい表情になっていたのを瑠衣は知らない…
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