「あんたは、なんでそんなにハードル高い人好きになるの?同い年でもいい人いっぱいいるじゃんか。」


香穂子が呆れるのも無理ない。


私が好きになる人といえば、

全員年上で、全員イケメン。

面食いと言われれば元も子もないけど

これでもかってぐらいに

ハードルの高い人たち。

そんな私は年上の彼氏とすごく素敵な

恋をするのに憧れてる。



でも初恋は同い年の子だった。

近所のゆうくん。

めでたくゆうくんと両想い

になったんだけど


私が引っ越したから会えなくなった。

その引っ越すときに、ゆうくんが

「僕、美咲ちゃんのこと忘れないよ。会いにいくから!」

って言ってくれたんだよね。

でもそんなのは小さい頃の話で

中学ではそれを忘れるほどに

好きな人ができた。

それは、私の担任の先生。

2年間好きだった。

でもその先生は結婚してた。

実らぬ片思いをずっとしてた。

でも中3で高校見学で見に言った所に

如月先輩がいて一目惚れして

いい高校だったから受験した。

入学してから知ったことだけど

先輩には彼女がいた。

それも完璧な彼女。

美人で成績優秀、運動神経抜群、

そして副会長。

如月先輩は生徒会長だからほんとに

お似合いのカップル。

そして先輩の彼女の片岡 奈帆先輩は