「留守番本当に大丈夫か?」 康介は足でサッカーボールを弄びながら何度目かに聞いてきた。 康介は部活に行くらしい。 たまたま今日は苦手な翔太も、そして珍しく優しい優也もいないから、心配してるらしい。 「ん。」 康介は何も言わないわたしにパンを押し付けてきた、「何も渡さなかったらお前家で餓死してそうだから。」 わたし、康介にとってどんなイメージなんだろ、なんて今頃思った。