「あーたん、行くよ。」


小さな小さな手を握って、カプセルホテルを出る。


早く貯金を貯めて家を借りたい。


だけど中々借りれるアパートはなく、ホテルを転々と回る不安定な生活が続いている。

これでもわたしは一応…華の高校生だ。