「・・・えっっ、ゆ、夢、、!?そうだっ、これはきっと夢だっ!覚めろ〜、はやく覚めろ〜っっっっ、、」

そう唱えて、ぎゅっと目をつむり、再び目を開けてみても、そこは数秒前と変わらない病室。

(〜〜っっっ///// )

唇に触れると、雪人の唇の感覚がまだ残っているように感じられて、陽は布団に突っ伏した。

(うそうそうそうそ、、わたし、あの人とキスしちゃったの⁉︎ なんで〜〜っっ )

その日、陽は一日中、そのことが頭の中をグルグルと巡って眠れなかった。