気持ちよさそうに眠る陽を見て、雪人はキュッと胸の奥が締め付けらるような感覚を覚えた。

(・・この感覚は、、)

数えきれないほど女性と遊んできた雪人でも、これまで気持ちが揺らぐような女性に出会ったことはなかった。

「ああ、そうか。どうやら僕は、あなたに惚れてしまったようです、陽さん。」

そう囁くような声で呟くと、雪人は触れるだけのキスを陽の額に落とした。