「神谷君、君が来てくれて良かったよ!
ほとんどの生徒が解けない問題を君は満点取ったんだから!
神谷君の教室は私が案内するから少しそこで待っていてくれ!」
『はい。』
「お待たせ、では行こうか」
カツン カツン カツン カツン
やけに静かだ。
「ここは旧校舎なんですよ。すごく静かでしょう?」
『誰もいないみたいに静かだったのはそういうことだったんですね。』
「ここには、何人の生徒が残っているかわかりますか?」
『だいたい5人ですかね。』
「さすが神谷君。正解です。」
『だいたいですけどね。』
「神谷君、突然で申し訳ないんだがこの学校の生徒会長をやってくれないか?
返事は急がん。ゆっくり考えてくれたまえ。
ここが神谷君の教室だ」