《これ以上先は、まだ秘密。》

そして決めた。
俺は沙里の父の命日に沙里に話しかけるって。
その命日は沙里にとってとても大切な日
俺にとっても大切な日だ。

だから、君が俺に気づくまで
それかその日まで、ずっと待った。
沙里の仲のいい、彩ちゃんってことも
知り合った。
雰囲気は可愛らしかった。
あきらかに、俺のこと好きそうだなって
気づいてしまった。

だけど、俺はやっぱり

誰と出会ったって

沙里だけだから。