《これ以上先は、まだ秘密。》



そしてついに、高校入学。


入学したばかりでも、女子にキャーキャー言われた俺は、そんなことより
沙里の姿を探した。


そして隣のクラスの名簿を見たときに
心が温かくなった。


"小林沙里"


その文字を見た途端。
はやく会いたくて
はやく声をかけたくてしょうがなかった。

俺に気づいてくれるのかなって思った。