7:00

目が覚める。
変わらない日常。
変わらない光景。

──バシッ。

私は自分の頬を1度叩く。
これは私のルーティーンだ。
一気に目覚めが吹っ飛び
今日の一日の始まりの合図であった。


「ご飯よー!沙里ー!降りてきなさい!」


1階から、美味しそうな
朝ごはんの匂いと共に
母の声が響く。


「わかった、今行くー。」


私は着替えを済ませ、今日も学校へ行く準備をして
朝ごはんのある1階へ向かった。