《これ以上先は、まだ秘密。》


「てか、幼馴染なんだっけ?って....あれ?
喋らないみたいだけどびっくりしちゃった?ごめんねー。本音がもれてたみたいで。あれが幼馴染って大変でしょー?比べられたりして」

なんだよこいつ...。
勝手にペラペラ喋って。
誠のこと何も知らねーだろ...

「......うるさい。」

「え??」

「さっきから、ベラベラうるさいんだよ!誠のこと知った口で喋ってんじゃねーよ!確かに私は彼女じゃないしただの幼馴染だよ!!だけど比べられて辛いなんて思わない。辛いなんて......思わないんだよ!!!!!」

とっさのことで頭が混乱して
大きな声で私は怒鳴りつけた。

何も....
何も......
何も知らないくせに。