「芽衣…俺とのデートは嫌で、こいつならいいのか…?」 「そ、そういうわけじゃ…」 実は、ここに来る間の車の中で、今日の夜泊まりにこないか、誘われていたのだ。 だけど、もし坂本さんが来れなかったら、五月さんとご飯でも行こうと思って、今日は無理ですと断っていたのだ。 だけど、坂本さんの前で、私の作戦を言うわけには行かず、どうしようかまよっていた。