五月さんが部屋を出ていったあと…



「牧野さん…こっちはどうするんですか?」



「みんなはこういうデザイン書いたことある?」


そう聞くと、みんな書いたことが無いみたい…


てか、書かせてもらえなかったんだって。



「じゃあ、明日の13時からまたここでやるから、それまでに外装のデザイン書いてきて。

こんなのがいいなとか、想像で思いつく限りいっぱい!
広さとか、高さとかは気にしないでいいから。」



「「わかりました。」」


どんなのが出来るか分からないけど、とりあえずやってみよう。



この会社に入るからには、デザインの勉強はしてるはずだから。



デザイン課に配属だから、少しは書けるだろうと信じて、この日は終わりになった。