あなたのことがワカラナイ

すると、冬弥が私の頬に手を滑らし、

「無理して笑おうとすんじゃねーよ。」

と言っていつの間にか流れていた涙を拭き取ってくれた。

「あのな、オレはまだ理彩が好きだ。」

「ただ、傷つけたくなくて距離おいただけで、嫌いになったわけじゃないよ。」

「そんなに追い詰められるまで気づいてやれなくて、ごめん。」

「理彩、だから、別れるなんて言わないでくれ。1から一緒にやり直そう、二人で。」

その言葉が、嬉しくて思わずうなずいた。

「良かった。理彩がいなくなったとき、本当に心臓が止まるかと思ったよ。」

「オレには、理彩が必要なんだ。理彩以外なにも要らない。」