公園に着きおもむろに、理彩の名前を叫んだ。

「理彩ッ‼どこだッ‼」

無我夢中で走った。

「理彩ッ‼どこだッ‼」

理彩ッお前は今どこにいんだよ‼

「理彩ッ‼どこだッ‼」

「理彩ッ‼理彩ッ‼」

理彩が、ベンチに顔をふせたもまま座っていた。

オレは、とっさに、

「理彩ッ‼」

そう叫んでいた。

理彩は、ゆっくりと顔を上げた。

理彩は、目を見開いて驚いたのか、動かなかった。