目が覚めて起き上がる。

隣には、誰もいない。

物足りない感じがしてた。

その感情を、まぎらわす様に、頭を降った。

リビングのドアを開けると、コーヒーと洋風の朝ごはんの美味しそうな匂いがした。

テーブルを見ると、しっかりした朝食が、用意されていた。

理彩は、どんなに夜遅く寝たとしても、絶対お弁当と朝ごはんを作ってくれる。

だけど、今日はなんだかいつもと違う感じがした。

なんだ、この違和感は?

あっ、理彩がいない。

絶対、リビングに入ってすぐ『おはよう』って言ってくれるのに。

今日は、なかった。