冬弥は、心配してたんだよって言おうとしていた私にかぶせ、言ってきた。

私は、怒鳴っている冬弥を一度もなかったからすごく驚いた。

「こっちは残業させられて、疲れてんだよ‼」

「なんでわかんねぇの?そんなこと。」

「マジでなんなの?うざいんだけど。」

そう言って、寝室に消えていった冬弥。

まさか、今日そんなことを言われるとは思ってもなかった。

やっぱり、冬弥にとって私は、要らない存在なんだ。

今日ぐらいは、楽しく笑って過ごしたかった。

気がつくと、頬が濡れていることに気づいた。

それからしばらく廊下で泣いていた。

冬弥が、寝室から出てくる気配はなかった。