自分で頭を洗おうとしていると、彼が風呂場に入ってきて、私が持っているシャワーを取り上げた。

「洗ってあげる。」

少しにやにやしている。

なんだか、恥ずかしいの通り越して、腹が立ってきた。

こうなったら、どうにでもなれー。

髪を濡らしたあと、優しく頭皮をマッサージしながら、シャンプーをしてくれる。

私は、相変わらず身体をガチガチに丸めている。

「流すよ。」

そう言われ、頭を下に向けて、泡を流してもらう。

「次はコンディショナーね。」

するすると、髪にぬられて、また流す。

無論、この後がこわい。

次は身体だ。